OURS感想

 2006 12月号


進みませんでしたね。
一息つけたというか肩透かしというか、
おあずけ喰らってるというか。

砂の惑星に投げ出された人類が
どうやって生き延びてきたかが描かれていたのは
個人的に嬉しかったです。
プラントを独り占めしようとする争いは
想像以上に生々しかった。
プラントの恩恵を求めて、
人が集まり、家が建ち、町になっていく光景は
歴史を考えさせた。
私たち人類ってこんなふうに、
この地上の居心地よい場所に寄せ集まって
豊かさを求めて右往左往して
力で奪い、知恵で増やし、また失ったりして、
自然に負けながらも逆らったり順応したりして、
生きてきたんだよなあ。
この人達がひどいんじゃなくて、
人間ってこんな感じで生きのびる生き物でなんだなあと
しみじみ思う。
ヴァッシュはちょうどこんな鳥の視点で、
俯瞰的に人間たちを眺めていたんだろうか。
旅で歩いてきたあの町もこの町も
こんな風に始まって続いてきた場所なのかと思うと
切なく思い返されます。

それにしてもプラントへの呼びかけって
どんなことしてるのかな?
プラントと人間の歴史ってことで
冒頭の描写がそうなのかとも思ったんだけど、
あれはアングル的にプラント達の記憶らしいし。
人間側からの干渉を受けたからこそ
記憶が蘇ったということなのかな。
ナイブズが自ら距離を置かなければならないほど
プラント内の記憶の勢いが
激しいということなのだとすれば
人間たちの呼びかけも成功ということなのか…
でもいったいどういうアクセスをすれば
あの長いブランクを埋められるというのかなー
やっぱり不明。
(ところどころ絵の荒いコマが…
(スケジュールきついんでしょうか先生!
(また大量加筆になる予感です

そしてまた謎なのがプラントの結晶だー
あの羽に触れた生物の思考が
周囲に伝達される、ということでいいのかな。
触れた瞬間サトラレになるというか…
でも龍津城の戦いでは
ヴァッシュの羽に触れたら
ヴァッシュの経験した過去というかヴィジョンを
見せられるという感じでしたよね、
ホッパードもメリルも。
ヴァッシュの羽はプラントの結晶とは
全く違う存在だということからくる違いでしょうか。
それともプラントと自律種だから違うのか…
よくわかりません。
あの結晶が大量に人間の上に降り注いだら
それはそれで恐ろしい状況になりそうだ。
で、これがこの先どんな風に生きてくるのかも
全くわからないのでした。
人類がその存亡をかけて団結するのに
言葉では伝わらない部分を補うのに役立つのか?
ヴァッシュの伝えたいことが
人類みんなに伝わったら、
それはとてもとても素敵だけれど、
そんな解決法ってどうか。
それすらもプラントに手伝ってもらわなきゃ
ならないってのも哀しいな。
プラントにも自我があるとか意思があるとか
そういうのを人類が知るためとかなら
頷けるんだけど、
今回の結晶の描写だと、なんか前者っぽいような。

で、もう否応なく宇宙艦隊の十字砲火直前なわけです。
どうなるんだー!!!
そして1コマしか出てこないヴァッシュったらどうなのー!