| OURS感想 |
| 2006 11月号(暫定) |
弱虫の意気地なしめ!! 冒頭の見開きを一瞬目にしてしまったら、 もうその先のページをめくる勇気がなくて 雑誌を封印して寝てしまいました。 わー! 布団にもぐりこんで大きな声で叫びたい。 自転車に乗って碓氷峠を駆け登りたい。 クロールで太平洋を泳いで渡りたい。 わー考えない考えない考えたくない!! この先を読むのが怖い!!! ウルフウッドがいなくなったあの号だって こんなに恐ろしいとは思わなかったのにな。 なんか、この先を読んでしまったら、 自分の中のなにかが がらがらっと崩れてしまいそうな感じ。 一度タイミングを外してしまうと また立ち向かうきっかけが掴めなくて どんどん日にちが経っていきます。 ど、どうしよう… このまま読まないわけにもいかず。 友人から大丈夫?とか打診もあったりして みんなも勇気を出してこれを読むんだよなと思えば 頑張れるような気もしてくる。 えー、と、 お気に入りのミルクティーを淹れて、 飲み終わって心が落ち着いたら、読みます!! *********** なんだろう、洪水? に近いかな、今。 胸のあたりにいろんなものがせりあがってきて、 うわーってなってる。 決壊寸前。 ちょっと間違えたら流されて溺れて、もう戻ってこれない。 ヴァッシュのことは、いま言葉にするの、無理。 数日内に追加更新します。 いまはそれ以外のことを、勢いのまま暫定掲載。 *********** リヴィオについて。 ウルフウッドにもヴァッシュにも護られて、生きながらえて、 己の存在の罪深さを思いしる、 そんなのって重過ぎないでしょうか。 確かにミカエル時代にたくさんの人を殺したけれども、 せっかくやり直せるチャンスをもらえたのに。 殺人に手を汚してもなんとも思わなかった彼が この人に人殺しをさせてしまった、と 自分を責めて苦しむのは 見ていてとてもとても切ないです。 兄と慕う人の命と引き換えの自分、 その友でもある人の手を汚させてしまった自分。 護られ、助けられたことで そうした罪を知り痛みを知る心を得て、 だからこそ苦しむというのは皮肉なことです。 死にたくないと感じた彼が 助けて、と言葉にしかけたのは結構ショックでした。 なんかね、そういうイメージがなかったものだから 意表を突かれたというか。 託されたウルフウッドの形見のハンドガン、 いま使うことを許してください! みたいな妄想が駆け抜けたものだから… 人質にとられてタスケテーって そんなのはミリメリだってやらなかったのに、 なぜリヴィオのモノログが「助けて」なのかという違和感。 腐ってもミカエルの眼なのにい。 でも、この切羽詰ったセリフまわしが どことなくラズロの口調にも似ていて もう一つの人格はこんなふうに生まれたのかなとか 考えたりします。 両親から受ける暴力のたびに、助けて、という気持ちが ラズロを作り上げていったんだなあと 思い浮かんできて、 生身のリヴィオ、人間のリヴィオを思わせるというか。 ミカエルの眼といっても人間なんだよなあ。 瓦礫の雨の中からヴァッシュを連れ出すところ、 そしてその傍から離れないところ、 がんばってるのになあ、いい子なのになあ。 また一つ罪を背負ってしまうなんて。 ヴァッシュが引鉄を引いたこと、 リヴィオが自分を責めるのもわかるけど、 あれは半分はウルフウッドのせいで、 そしてもう半分はウルフウッドを想うヴァッシュのせいで、 あ、だめ!!いまこれ書くと泣く!! 後で!!!! とにかく、泣いてないで立ち上がれ。 辛いんだけど、わかってるけど。 どうかどうかリヴィオに挽回の機会がありますように。 ウルフウッドが護って、ヴァッシュが選んだ命を どう使うのか、 どう誰かに伝えていくのか、 見せてほしいのでした。 あと言っときたいこと。 「ヴァーッシュ!」って呼び捨てはちょっとおおお!! どきっとしました… メリルのこと。 アニメシリーズ最終章のあたりのメリルは 好きではありません。 無力で、でもなにかしたいってだけで軽率にうろうろして、 人質になって結果的にヴァッシュに引鉄を引かせて、 ヴァッシュを慰めよう、立ち直らせようと尽くして、 そんな彼女にレムがだぶって、ヴァッシュが立ち直って。 なんだか興味も好意も持てないまま…。 原作のメリルはそれよりずっと好感がもてたけれども、 ミリイの天然キャラの影になってしまって、 彼女自身から読み取れるものも少なくて、 受け止め方がわかりづらいキャラクターでした。 ヴァッシュへの想いが描かれるようになってから、 特にこの最終決戦、拳でチューのあたりからようやく (ほんとに最近だな!) 自分の中で収まりどころができてきたのです。 アニメ版との戦局の違いから レガートの人質になる可能性はゼロではないにしろ 低いだろうと安心していました。 でもそれだと彼女たちは物語に関わらないままと いうことになるのかなと思ってはいたのだけれども。 今月号のメリル。 この物語にいてくれて本当にありがとう、の気持ち。 人を殺した、自分の手を汚した、 そのことから立ち直れないでいる(ように見えた) アニメ版のヴァッシュは、 できれば思い出したくないくらい、 がっかりな姿なのです。 リヴィオに救い出され、倒れているヴァッシュを見たとき、 心のすみっこでそれを思い出してしまって、 ううっとなりました。 パンセさん達との会話で 数万人の犠牲がでようとも 地表を焼き払う規模の総攻撃をしかけなければならない 危機的局面が知れたことで、 いまヴァッシュが自分一人 手を汚した罪の意識に苛まれていることが許されるような 状況じゃないだろうな、 という気持ちになったからです。 でもでも、メリルはヴァッシュを抱き寄せて いま数万人を見殺しにしようとしていたの、 血も流さないくせに「苦渋の選択」だなんて、と 嘆いてくれた。 それがなんだか嬉しくて、救われた。 数万、数十万の人類の命と、死にたがりの凶人の命。 ちょっと乱暴に考えればね、 それくらい手を汚した程度で いちいち凹んでんじゃねーよピーピーいうな、 って言うこともできると思います。 でも、例えそれがどんな命であっても、 一つの命を奪うことがどれほど重いか。 「苦渋の選択」「仕方がない」「生き残るためだ」 その言葉がどれほどのものを隠しこんで 見えなくさせていることか。 ヴァッシュは初めて選んで殺人をおかして その罪に押し潰されそうになるのだけれど、 それは甘いと言えば甘いし、弱いといえば弱い。 でもその苦悩と逡巡と後悔、 そしてその罪の重さに膝を折ることは、 決して恥じることではないと 伝わってきて、嬉しかった。 意識を失ってもなお戦おうとするヴァッシュに 一人で頑張らないで、と 呼びかけるメリルを見ると、 もうなんか応援したい気持ちに… というか、メリルと同じことを 私もヴァッシュに言ってあげたいよ!! きっとね、一人で頑張っちゃうと思うけどね。 思い返してみると結構初期のころから メリルはヴァッシュに対して 感情をみせていたんだなあ… (失念していたというよりも (私が腐女子フィルターでスルーしてしまっていたのですが! 合流してそのまま、 みんながヴァッシュのそばから離れないのが これまた嬉しかったです。 なんだかものすごく久しぶりに、 いやいや、和んでる場合じゃ全くないんだけど、 ちょっとだけ心温まっちゃってなんか泣けてくるのでした。 みんないいこだなー リヴィもミリメリもパンセさんたちも、大好きです。 レガート戦の終局は劇的にさっくりでしたね。 アニメではほんとーーにしあわせそーーな顔して 死んでいったのですが、 表情すら確認できない描写でした。 瓦礫とともに消えてしまったのですが、 少しは満たされることができたのでしょうか。 最終ページ、天から降る羽はとても幻想的だけど、 ナイブズが羽をもがれるように プラント融合がほどけているということなのかな。 今後のナイブズ戦を大きく左右するんですけど。 人類によるプラント干渉も戦艦の総攻撃も 同時進行が複雑にからんでて、ちょっ、 理解が追いつかないっ。 *********** 次回は、プラント融合体がどうなるかが描かれるかな。 ここでブレイクが入るかどうか。 そうすればヴァッシュにも自分を立て直す時間が 与えられるでしょう。 でも、へたな言葉も慰めも不要です。 ヴァッシュ自身が自分を立て直さないと。 ここがどんな風に描かれるのか、 個人的にはアニメのこのあたりが微妙なだけに 先生の表現をばくーんと受け止める覚悟で 待ってます。 |