OURS感想

 2006 5月号


オンリーに絶対新刊を持っていくぞ!
って意気込んで、ネット完落ちに原作も封印。
イベントが済んでからあわわわ浦島太郎でした。
しかも休載。三ヶ月。がっくり。
(いやいや首の皮が繋がったのか?)

それにしても5月号です。
読んでいて、自分でもわかるくらい熱くなりました。
こんなの久しぶり。すごくすごく久しぶり。

なにはさておき、ヴァッシュがどこまで黒いのかっていう。
コマによっては、眉毛も睫毛も黒い。
黒髪で黒コートで赤目さん。
なにこのひともうだいすき!!!
絵描きとしては超絶描きづらいんですけども、
(ベタ塗ってからホワイトでライン取るべきかななどと)
個人的にヴァッシュが黒いと嬉しいのでした。
…ええ、はい、牧師の影を感じてしまう駄目人間だから…
(聞き流してお願い)

ナイブズvsクロニカも進行中。
バシとレガがいる塔に
戦艦が落ちてくるシーンなんか、
スケールの大きさと迫力で、ぞっとする。
プラント交信、ミリメリシーンは
久々にじんわりしました。
ヴァッシュ人物評価とか、
笑うはずのところだがよけいしんみりしてしまったじゃないか。
うわーん。


  *******


それでも僕の容れ物か!!
レガは頑張ってます。
肉体も命もいらない彼に対するヴァッシュの苦悩を
どこまでひっぱるのか?
時間的にも体力にも、もうこれ以上
答えを探し続けることもできない。
先月号で牧師の「選ばなあかん」のシーンで
もうすぐだなと思いましたが、
防衛尖翼で護られてからのあの涙。
そしてヴァッシュが選んだのが、
レガに向き合うこと。

レガが自らにハンデを課していたことを
恥ずかしながら失念していたということもあるのですが、
こういう形を選ぶことは意外だったし、
ちょっと驚いてしまって、
自分がどう感じているのか掴めなかった。

レガートが望むならば対等な戦いをしてあげようという、
同情、憐憫、もしくは敬意?
そんな疑問が一瞬浮かんで消えて。

制御装置を撃ち抜いたこと。
レガと対等に、1vs1で戦うこと。

ギリギリまで待つ。考える。
人間を殺したくないヴァッシュです。
制御装置というハンデがレガートにあったほうが、
殺さずに彼を止めることができるかもしれないのに。
どうしてだろうと、思うのです。

レガートはヴァッシュを殺してしまいたい。
けれどもナイブズのために、殺せない。
ヴァッシュ相手によくやったと、主に思われて死にたい。
自らにハンデを課しての対戦を選んだけれども、
羽に護られたヴァッシュには傷すらつけられず、
ヴァッシュは信条によって人間である自分を殺せない。

ヴァッシュは人間を殺したくない。
けれどもナイブズを止めなくてはならない。
レガートとの戦いを終わらせなければならない。
自分には自動的な防衛機能があり、
レガートに傷つけらることはない。
そしてレガートは主の命によって自分を殺せない。

膠着状態の二人。
ああ二人は似ていたんだな、と
いま思い至りました。

ハンデなしの、サシの勝負。
全力で向き合おう。
能力制御などと言い訳せずに、殺す気でくればいい。
自分の手が罪に塗れることになろうとも、戦う。
いま、自分にできるのはそれしかない。

ヴァッシュの決意、
だからこそかっこよかった。
見惚れました。

レガートとこんな風に向き合うことを
情と呼ぶならば、
ヴァッシュは情に流された男だし、
甘ちゃんなのでしょう。
この星の人類が滅亡するかどうかという時に
敵の男に情をかけて、どうするのか??

でもねえ、
レガートにすらこうして向き合っちゃうんです。
人間をどれほど愛しているのかと思うと。

結果はどうなるのかわからない。
なんと愚かな、と誰もが思う選択だったかもしれないし、
自分を責めても責めきれない選択だったかもしれない。
でも、ヴァッシュは選んだのでした。


  *******


艦は墜ち、塔は崩れんばかり。
噴煙、瓦礫、爆風。
ヴァッシュとレガート、一瞬の交錯。

ちょっ、コレどういう放置プレイ?
このまま三ヶ月も待てないんですけどおおォオ!!!