| OURS感想 |
| 2005 3月号 |
双子の対峙によって、これまで描かれなかったところが 少しずつ見えてきました。 2人が共に過ごしてきた80年もの時間。 ナイブズがヴァッシュの左腕を切断したということ。 ヴァッシュのあの全身の傷は 本当にすべて、人間のせいなんだなあということに 改めてショックを受ける。 距離を保ちながらも2人で過ごした80年間には 傷一つなかったんだもの。 ナイブズと別れ、人間に寄り添って生きるようになって その身体は削られ、抉られていったのだと思うと、 再会時のナイブズの憤りもわからないでもない…です。うう。 人間は 皆 素晴らしい などとは いわない のモノローグには、実はほんの少し安堵しました。 でも、 ただ… って続くんです。 そこまでされてて、なんで加害者側を思いやれるんでしょーか!! んもう、馬鹿です。(←わあ) これまで馬鹿だ偽善だ信じられないと言われていても ちがうのカワイソウなコなの!と思っていたのですが ここまできて改めてというか初めてというかようやくというか、 こいつは馬鹿だと思いましたのことです。 なに言ってるんでしょうこの甘ちゃんは。 「何度裏切られた?何度傷つけられた?」と ナイブズに問いかけられて 瞑き虚から負の感情が溢れだす、あのシーンが 思い巡ってぐるぐるしました。 馬鹿なコだからこそ好きなんですけど。 そもそもヴァッシュがあの時もっと慎重だったら、 あの男の車に乗らずにいたら、 あの村人に捕まらずにやりすごせていたら、 こんな窮地にみずから陥らなかったら。 ナイブズも人間の駆除まで思い切らなかったかもしれない。 ヴァッシュと2人、人間とは違う時間のなか、 もう少し穏やかに過ごせていたかもしれない。 そしてもしかしたらいつかは人間の存在を許容して 共存できる道もあったのかもしれない… そう考えるととても辛い。 ヴァッシュの罪がまた深まるような錯覚。 ナイブズを止めようとして銃をむけるヴァッシュだけど、 これまでに誰かを撃ったことがあるのかなあ。 初めて人を(しかも兄弟を)撃ったショックで 頭のなか真っ白、っていう表情なのかなと思うんだけど。。 5巻の龍津の戦いで、メリルの脳裏に映った映像は 生身の左腕がある時点の頃のように見えるけど、 それだとこの時点より以前ってことになっちゃうなあ。 射撃の訓練に明け暮れるシーン、 人間を撃ってしまって泣いてるシーンとかは、 個人的にはこの悲劇より後の出来事であってほしいです。 ヴァッシュの身体に最初に傷を付けたのはナイブズならば、 ヴァッシュが最初に撃ち抜いたのもナイブズであってほしい。 そういう「双子の運命」が好きだっていうのもあるけど、 ナイブズを自分の銃で止められなかったこと、 自分が人間に対して無防備だったことが この悲劇を招いたことを胸に深く刻んで、 ガンマンとして自立しようと研鑽を積んだのだ、とかだと いろいろ納得できます。 その落とされた腕。 アニメでもそうだったのですから ナイブズが切った、ということで納得するわけだけど、 (とある好きな作家さんの同人誌を読んでから 化け物を忌み嫌う人間によって もがれたものだと思い込んでいました…) 直視するのは結構辛いです。 痛々しい。 でもやっぱり死なないのだな。 どんなに血が流れてもこれじゃあ死ねないんだなあ… それが改めて哀しい。 このあとなんとか生き延びて 行き倒れたところをシップの人たちに拾われたんですね。 彼があの里にどんなに感謝し、愛し、 そこを「ホーム」と呼んだのかと思うと ちょっと嬉しくなったりもしました。 さて、 ヴァッシュはナイブズに向かい合い、 銃を向けてきたけれども、 結局いずれも過ちと後悔に終わってきたのだという構図が 繰り返し強調されています。 ギリギリで対峙する2人の緊張感。 今度こそ、という決意がひしひしと伝わってきます。 今度こそ「殺す」のか、「止める」のか。 「その時は俺も一緒だ」 ってまるで心中みたいなことを言って 微笑みあったりして、 …えー、ちょっとなんでしょうか、もう… 2人の攻防に燃える(not萌え)っていうのもあるんですけど、 ヴァッシュがヴァッシュが、かっこいいですね… でもね、ヴァッシュはやっぱり ナイブズを殺さないと思うのです。 馬鹿なコだから、っていうのもあるけど、 だってウルフウッドがそうだったから。 彼がリヴィオを取り戻すためにすべてを賭けたように ヴァッシュもギリギリ最後の最後まで 諦めずに手を伸ばすんじゃないかと思うのです。 ウルフウッドもいない世界、もうこれで いつ死んでもいいって思ってるヴァッシュも好きなんだけど、 ウルフウッドとの出会いで強くなって、 ヴァッシュも好きだから。 ヴァッシュがウルフウッドの生き方に影響を与えたように ウルフウッドもヴァッシュの生き方を導いてほしいのです… …って、自分のサイトでかっこつけてもしょうがないですね。 ヴァッシュが心中してもいいのはウルフウッドとだけー!! ってことなのです。ハイ。スミマセン。 今回ものすごく好きなのが、最後のページの台詞。 個人的に「TOP5」入り。 なんかね、もう、ずぎゅんと来ます。 とてもとてもヴァッシュらしいのだ。 かっこよくってクラクラしますのこと。 ******** さて今月号はこれを書いておかずにはいられません。 タンクトップ子ヴァシ。 児童ピョルノにひっかかりそうです。 あんまりいたいけなくって萌える余裕がないのですが。 それにしてもこの村人たちは何をしようとしていたのか! こんなちっこいコ攫ってわずかな路銀を奪ったって、 この村は潤いやしませんよ。 なにか他に目当てがあったというのかああ!! 何故こんな公衆の面前に鎖でつなぐんだあああ!! しかも膝立ちになるようなこの絶妙の高さで!! わーわー!! 子ニコを拝んだときと同じくらいに動揺。 そして私服ナイブズの足のラインに涙するのだった。 御大が描く脚線美は犯罪的だと思うのことですです。 |