OURS感想

 2004 5月号

 いつもは書店で見つけたらすぐにレジに直行するのですが、
 前月号からの展開がどうなるのかやっぱり怖かったから
 トライガンのところだけパラパラと捲ってみました。
 なんともいえない不思議な気分がして、全部読み通しました。
 このOURSは私には必要ないと漠然とわかって
 トライガンを好きになってから初めて、買わずに帰りました。

 ウルフウッドが存在しない世界というのが、どんなものなのか。

 アニメの24話から
 OURSの04年1月号から
 目を背けて逃げてきたのに、ついに追いつかれた。
 過去からの亡霊に足を掴まれたような気持がしました。
 
 前月号に描かれた世界と殆ど変わりはないのに、
 全く違う世界のように思えた。
 ウルフウッドがいなくてもこの星には人々がいて
 それぞれ背負うものと意思があって、今を生きている。
 でも私には、
 こうした人々も、この星の存在さえも
 どうでもいいことのように思えてしまったのです。
 ウルフウッドが死んだ世界で生きてる人達。
 生き続けようと懸命にあがいている人達。
 そのことに興味が持てなくなっていました。
 
 トライガンの作品を愛している訳ではないんだなあ
 ただ単に牧師と台風の2人が好きなだけだったんだなあ
 とわかりました。
 それはとても寂しかったし、酷いことです。
 だってこの号は、ヴァッシュですら心にとまらなかったんです。
 ヴァッシュがどんな風に笑おうとどうでもよかったし
 見たくなかった。
 こんなことは今まで一度もありませんでした。

 先月号の感想で

  > ウルフウッドの姿はもうどこにもなくて、
  > 言葉で表現されるだけなんだと思うとどうしようもなく悲しい。
  > 作中で彼らがウルフウッドのことを口にしなければ、
  > その字の並びすら見ることもできなくなる。
  > 「あいつ」という言葉の響きすら。
  > 彼はこの先もう生きた姿ではでてこない。
  > 思い出にしか描かれない。
  > でも私は、
  > ヴァッシュさんの言葉の端々に、沈黙に、仕草や表情に、
  > ウルフウッドへの想いを見ます。
  > 過去とか思い出じゃなくて、生きてる想い。
  > 誰にも見えなくっても 勝手に 読みとります。
  > まったく関係ないとしか思えないようなところでも。

 となんの迷いもなく書いていたのに。
 絶対大丈夫と信じきっていたのにな。
 自分に失望ました。
 もうガノではいられないなあと正直思いました。

 それが5月号です。
 一度しか目を通していないので、内容もあまり覚えていません。
 あの星の現状をまとめて説明する回だったとしか。
 
 * * * * * * * *

 こういうのを文字にするのは本当に寂しく、嫌なことです。
 でももう胸の裏側に張り付いているものを落したい。
 ここに埋めていきます。