| OURS感想 |
| 2004 4月号 |
アワーズを手にとるまで、ちょっと時間がかかりました。 虫歯が痛いのに舌先でつついてしまうみたいに、 自分の胸に開いた穴の大きさや痛みをもういちど確認してから。 もうこの雑誌のどこを探しても彼の姿はない。 「おまえ」と呼びかけることもない。 「あいつ」か、「牧師」、「チャペル」、「ニコ兄」の文字しかないんだぞ、 と 深呼吸してから読みましたのこと。 * * * * * * * * イオン砲、思いっきり失敗してましたけども、 ナイブズが動きだした以上、シップの人々は人間達に プラントの意志の存在について 忠告しておくべきじゃなかったのかなー。 わかってたらこの作戦、もうちょっと考えただろうに。 それにしてもプラント姉さん達はもう天使じゃなくて まんま「虫」っぽくて、かなりコワイです。 この見開きを見る限りでは、もうどうにも 人間はこの星では生き残れなさそうだよ。 で、どどんと登場した地球からの船なんだけど、 これがホントに救いになってくれるのかも不安。 地球でもやっぱりプラントに頼ったままだったならもう勝ち目はない。 なにかしら進歩があったとしても、 自律プラントの問題をどう克服してるんだろう。 これまでの資源の一方的搾取という因業を断ち切って プラントとの共存を果たせているんでしょうか。 船から降りてきたのは自らにプラントを寄生させ 共生の道を図った「新人類」だった!とかだったら泣く。 こわいよー。(←考えすぎ) ザジっ子、というか虫達の思惑もかなりシビアでした。 生き残るための「種」の戦い、ということを 今回はいつになく意識させられました。 どういう戦いになっていくんだろう。 ああもうなんかホントにいっきなり最終局面ど真ん中って感じで あわあわドキドキしてしまいます。 さて、言わねば。 ここでバシさん一言言っておかねば!! 闇を裂いて砂漠を疾走する車。 無音の車内、親友を殺した男の隣で。 グ ー ス カ 寝 て み た っ て か あ っ ! この甘ちゃんがああああ!!! ウルフウッドも草葉の陰でピコ暴れですヨ!!! まあでもその甘さも 「あいつが信じた男だろーが」なもんだから、ぐっとくる。 漢だなあ、ヴァッシュ。 その後の照れてるとことかも含めて。 ブラドにひたすら謝りながら、 一生懸命自分の言葉で説明しようとしていて、 ギャグ風に描かれてるのにとても切なくなります。 この後ブラドがリヴィオにガンとやってくれたのはちょっと嬉しかった。 こういう形の受け入れ方って男の子っぽいというか。 リヴィオにしても黙って受け入れられるより ある意味、楽なのかもしれないなあ。 実は実は、リヴィオとの2人旅が続いて欲しかったのでした。 2人きりの道中がどれほどの長さだったかはわからないけれど、 きっと殆ど言葉を交わさなかったんだろうと思うのです。 同じ痛みを抱えているもの同士、黙っていればよかった。 ウルフウッドを喪ったということだけを噛み締めていられた。 やがてブラドに再会して、 牧師はどうしたこいつは誰だと問われて、 急に現実に引き戻される。 彼が死んだということを言葉にして認めくてはいけないという。 途方に暮れたような表情。 「ああ…今… 説明するよ…」 と どうにか言葉を紡ごうとしているけれども、 でも言葉にしてしまったらそれは 馬鹿げてること、理解できないこと にとてもよく似ていて。 どうしてウルフウッドは命を賭けて戦ったのか。 どうしてヴァッシュは手出しせずに見守ったのか。 生き残ったリヴィオがすべきことは何なのか。 ヴァッシュが受け取ったものは何なのか。 言葉にしたら、「ウルフウッドは死んだ」でしかない。 それだけじゃないってことを言葉じゃなくてわかってくれるのは ヴァッシュにとって今はリヴィオしかいない。 もちろん、ちょっと役者不足なんだけど。 原作展開は佳境で余裕ないから仕方ないんだけど、 ブラドに見つけてもらってもちろん助かったんだけど、 でもでももう少しだけ、 2人旅が長かったらなあと思ってしまうのでした。 * * * * * * * * ウルフウッドの姿はもうどこにもなくて、 言葉で表現されるだけなんだと思うとどうしようもなく悲しい。 作中で彼らがウルフウッドのことを口にしなければ、 その字の並びすら見ることもできなくなる。 「あいつ」という言葉の響きすら。 彼はこの先もう生きた姿ではでてこない。 思い出にしか描かれない。 でも私は、 ヴァッシュさんの言葉の端々に、沈黙に、仕草や表情に、 ウルフウッドへの想いを見ます。 過去とか思い出じゃなくて、生きてる想い。 誰にも見えなくっても 勝手に 読みとります。 まったく関係ないとしか思えないようなところでも。 牽強付会。 これが腐女子の宿命だ!! このWV(VWと書いてもいい)センサーが機能しなくなった日が、 ガノの最期の日になると思います。 * * * * * * * * それにしても、表紙バシさんから目次バシさんまで、 全てが眩しかった。可愛いかった。1コマ残らず。 特に「ってばよ」バシさん。 ごはん三杯とはまさにこのこと…っ!! |