OURS感想

 2003 7月号
 
 いま書きたいのは、ヴァッシュさんのことです。

 人間の窮地に顕れる異形の羽の救世主。
 ウルフウッドの足掻きと抗いをカンタンに超越してしまうその存在と能力。
 なんていうか…なんていうか…
 ウルトラ警備隊とウルトラマンの関係みたいだなーと。
 (スゴイ例えだ…涙でそう…)
 隊員達がチマチマとちっちゃな銃で応戦してても
 それは小学生の「よく頑張りました」程度で、
 ウルトラマンがスペシウム光線を打たなきゃ決着が着かない。
 ハイハイ、じゃー怪獣と宇宙人で戦ってクダサイー
 みたいなしらけた気分になってしまうんではないかと思うわけです。
 隊員は隊員で自分達にしかできない戦いをしているんだろうけど、
 ふと正気に返って虚しくならないだろうか。
 まあこんな円谷な例をあげなくても、
 ウルフウッド死闘編も結局ヴァッシュがオチかよと思ったら、
 今月号を読んで不愉快になる人がいてもおかしくないかなあ。
 
 でも私はヴァッシュさんを見て悲しかった。
 あの羽の姿を見るのは辛いのです。
 自分がヒトでないことの証で、罪悪感を生むもので、
 見られたくないもの、忌み嫌われるものだったのに。
 そういうものを飲み込んで、そこに立ってる。
 もうどこかに置いてきてしまったんだなあ。
 ヒトを守るために持ってるもの全部使いきるつもりなんだなあ。
 そう思ったら、ショックでした。
 人間を凌駕する力を持っていても、心まではそんなに強くないのに。
 でも頑張って頑張って精一杯羽を広げてるんだと、
 私は個人的に思っています。
 だから彼に「展開的につまらない」と石を投げたくない。
 
 この戦いがどのようになるのか、まだ原作を読まないとわからない。
 でもあの船が最終戦に2人を連れていくのだろうなと思う。
 ウルフウッド死闘編は、過去と小さな自分を仕切り直すタームでした。
 ヴァッシュも龍津城とカルタゴで矮小な自分を見つめ直したんだから、
 ウルフウッドにもこの過程が必要だったんじゃないかな。
 今までとやっぱり同じかもしれない、今までとは違うかもしれない。
 どういう2人なのか、次回を待っています。


 *****


 
今回はいろいろと、書いては消し書いては消し、しました。
 毒を吐いて切り捨てるか、萌えにすがって目を閉じるか。
 それは両極端なんだろうけど、
 どうしても頭の中にそれがちらついて、イライラして。
 自分を責めて迷って行き場がなくて
 キーッ!!と大ギレしかけていたわけです。

 このページがなんのためにあるのかを考えました。
 自分の気持ちをぶつけるためーってことになってるけど、
 やっぱりこれを読む人がいることを意識しています。
 そして、どう思われるだろうかってことが頭のどこかにある。
 もともと小心者だから、気になりだすとどうしようもないのです。
 毒なら毒、萌えなら萌えと、他人を気にせず割り切れる人もいるだろうけど、
 私はこういう人間なので。
 そこで、アイカタから教えてもらった「楽になる方法」を使うことにします。
 「他人のために答えを出さない」っていうスゴイ手です。
 流動的な状況下での不必要な状況把握は真実を損ねることになりかねない
 って意味で教えてくれたんだけど、
 形のないものは無理に形にしなくていいんだよーって理解しています。
 いま私にはウルフウッドのことは形になってないので、
 言葉にしようとするのはお休みします
 読む方のためにいろいろ意識して書くと
 多分、私の中のものが形を変えてしまうと思うので。

 …いやちょっとは書くことあるんですけど。
 顔を見られまいと靴に抗うウルフウッドがたまらないとか
 蘇生アンプルを銜えとるシーンはモロのようにかっこよかったとか
 口から耳、目元まで流れた血痕が素敵とか。
 先月の告白大会はおばちゃんの面前だったのねとか…(イヤン)